これまで脳神経外科・眼科、精神科で勤務し、それぞれ観察の視点の違いや、介入の難しさを経験しました。疾患により症状や重症度が異なり、リハビリやこれからの生活をどう行っていくか。退院に向けた関わりを、スタッフ・患者様と一緒に考え、目標達成に向けてチーム一丸となって介入していきます。その中で私は「その人らしさ」とは何か、を大切にしています。疾患によりこれまで通りの生活は、難しいこともあるかもしれません。元々どんな生活スタイルだったか。少しでも近づけられるよう、情報収集を行いながら、患者様・ご家族様と一緒に日々の取り組みを行います。小さな目標でも、達成に近づけたとき、そして患者様やご家族様の喜びや笑顔を見た時に、大きなやりがいを感じます。
これまで失敗もあり、涙することもありましたが、たくさんのスタッフや、時には患者様にも支えていただき、今の自分があるのだと思います。決して一人ではありません。今まで自分を支えてくれたスタッフのように、私自身も少しでも皆様の力になれたらと思います。