小児科病棟では、新生児から思春期に至るまでの子どもたちが入院し、小児がん･神経･心臓･代謝内分泌･腎臓･感染症など幅広い疾患の検査・治療を行っています。治療や検査で苦痛が生じる全人的苦痛を軽減するため、多職種と連携し、薬剤、看護ケア、コミュニケーション、遊びなど様々な視点から考え看護を行っています。私は病棟で唯一の男性看護師ですが、頼りになる先輩看護師の助言を受けながら安心して仕事をしています。自分以外は女性ですが性別の違いは関係ありません。先輩看護師の良いところを沢山みて、自分の能力に磨きをかけることができます。子どもたちやご家族とかかわる中で「ありがとう！」と言われた時や笑顔がみられた時など、日々の関わりの中でのちょっとした嬉しいことが沢山あります。子どもたちが少しでも明るい表情なれるようにと思う私にとっては、やりがいを感じ今日も誰かにプラスになる時間を届けたいと思うひと時です。また、私には１型糖尿病の治療を続けながら生きているという大きな強みがあります。幼いころから病気と共に生きることの大変さをこの身で実感してきましたが、それを上回る充実した経験も積んできました。経験から得たものを子どもやご家族とのかかわで活かし、少しでも勇気や笑顔を届けられるような看護をしていきたいです。