手術室看護師として、手術がスムーズに進むよう物品の準備や器械出しを行います。また、安全に麻酔導入ができるよう、麻酔科医師の介助を行い、患者さんにも声かけを行います。1年目の頃、落ち着いた様子に見えた患者さんが、全身麻酔がかかる際、私の手をぎゅっと握ってこられたことが印象に残っています。毎日手術室で働いていると、手術は特別なことではないように思えてきます。しかし、患者さんにとって手術を受けることは、人生の一大イベントであり不安や治療への期待などの思いを持ってこられているのだと、手を握るという行動から感じました。患者さんの気持ちに目を向け寄り添うことも看護師の大切な役割の一つであると再認識しました。これからも、学習したことを実践につなげ安全な手術提供はもちろんですが、患者さんの思いに寄り添い安心して手術を受けられるように関わりたいです。