人の役に立ちたいと思い、看護師の道を選びました。入職当時は目の前の仕事をこなすのに精一杯でしたが、現在は入院から退院までの一連の流れを受け持てるようになりました。患者さんがより安全に、安楽に過ごせるよう考えた時、大事なことのひとつに「声がけ」があります。病状の観察項目をチェックするだけでなく、「昨日と比べて良くなっていますね」「表情が明るくなってきましたね」といった言葉がどれだけ患者さんを元気づけるか。先輩の姿を見て学んだことです。また、先輩方は私たち後輩に対しても「大丈夫？困っていることはない？」などと声をかけてくださるので、不安なく働くことができます。所属している耳鼻咽喉科では、気管切開により声が出せなくなる患者さんがおられますが、回復され「ありがとうございました」と言って元気に退院されていく姿を見る時は大変嬉しく、看護師という仕事を改めて素晴らしいと感じる瞬間です。