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つぶりちゃんが憧れる
リソースナースさんたち
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専門看護師について知る
専門看護師とは?
専門看護師は、複雑で解決困難な看護問題を抱える患者さん、ご家族へ質の高い看護ケアを効率よく提供するため、特定の専門看護分野の知識・技術を深めたスペシャリストです。実践、相談、調整業務のほか、倫理的な問題や葛藤の解決を図る「倫理調整」や、看護ケアの質の向上を目指す「教育」、専門知識及び技術の向上を目的にした「研究」も重要な仕事。日本看護系大学協議会が教育課程の特定、教育課程の認定・認定更新を、日本看護協会が専門看護分野の特定、認定審査・認定更新審査等を行っています。
Support滋賀医大で
受けられるサポート
専門看護師への挑戦など、自らのスキルアップを目的に一時的に仕事を離れる場合、「自己啓発休業制度」を利用できます。休職扱いとなることで病院に籍を残しておけるほか、社会保障も継続。復職の際もスムーズです。
滋賀医大で活躍する専門看護師
診療科、部署、職種が細分化される中、患者さんやご家族へのケアの質を高めるため、専門看護師はその垣根を越えて横断的に、実践、相談、多職種との調整する役割を担っています。それぞれの現場ではジェネラリストからの相談を受けたり、病棟カンファレンスに参加して、外来・病棟の看護師とともにケアの計画を一緒に考えることも。また、研究企画の立案や運営、講師を務めるほか、より良いケアを効率的に提供できるようなシステムづくりにも参加しています。
専門看護師の声
- がん看護専門看護師
2003年入職
消化器外科でがん患者さんに数多く出会ったことがきっかけで、スペシャリストの道へ。
2012年に、がん看護専門看護師の資格を取得。
現在は腫瘍センターに所属。
入職して4年目の頃、消化器外科で病状の厳しい患者さんへの説明に同席したことがありました。当時は看護師としての仕事にも慣れ、一通りのケアができるようになった頃。それなりに自信を持ちはじめていたのですが、不安や辛い気持ちを訴える患者さんにかける言葉がない自分に無力感を感じました。その日を境に技術、知識をつけたいという思いは高まり、2010年に一念発起。2年間大学院に通い、がん看護専門看護師の資格を取得することにしました。現在は腫瘍センターで患者さんやご家族へさまざまなサポートができるように。自分の知識も、患者さんと関わる場面も幅が広がり、とても充実した日々を送っています。
専門看護師になって3年ほどが経った頃、ある病棟看護師から、なかなか思いを伝えてくれない患者さんにどのように関わればいいかと相談を受けたことがありました。さまざまなアプローチ方法を一緒に考えたところ、しばらくしてから「こんなふうに話したら、患者さんからたくさん話してもらうことができたんです」と嬉しい声。看護の醍醐味を感じられる場面で、少しでも役に立てて幸せでした。
新人看護師の皆さんは、まず一人前になることに全力で、なかなか専門看護師の存在まで意識しないと思います。しかし看護の現場で働いていると、いろいろなジレンマにぶつかる場面が必ず出てくるはず。そんなときに相談できる相手がいることを覚えておいて欲しいと思います。そして、そんな難しい看護をやり切る経験は、必ず喜びにつながります。それを一緒に感じてもらえたら嬉しいですね。
お話を聞いて…
インタビューではほかにも「ゲノム医療を提供するためのシステムづくりに携わっていること」、「外来患者さんや地域で暮らす患者さんのため、地域との連携にも取り組んでいきたいこと」など、たくさんの話を聞かせてもらいました。がん患者さんのため、がん看護に携わる看護師さんのため、たくさんの活動をする専門看護師さんって格好いい!